アイロンは優しさ
コンサートが続いていた、ある日の夕方。夕飯作るの面倒だな〜と密かに思っていました。そしたら、次の日のコンサートで着る衣装に夫がアイロンをかけているんですね。しかもそのアイロンは、祖母を大事にし続けていた、私の大好きな祖父にもらったもの。感動的な光景。手伝わないけど(笑)ご飯、作る気がぶわ〜っと湧いてきて、張り切って夫の喜びそうなものを作りました。
11月、実家からコンサートに向かう朝、母が私の衣装の襟を気にしていたので「こういう襟だから」と出かけたのですが、帰ってきて母がボソッと「アイロン、かければよかった」と言っていたのが聞こえてきました。
なので、12月の大分のコンサートの時は母にアイロンをかけてもらいました。
なんてことない、日々のこと。感じることができれば、こういうのが愛で、幸せだと思うことができますね。
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写真は中学校のコンサート、本番前の控え室にて。