驚きの感性
小学二年生の時。掃除の時間に、のぶちゃんが言いました。
「髪って、、、ついてる時はかわいいのになあ」
その言葉に、ぴかーん。うわ〜、本当だ〜って思いました。
感性なんて言葉をまだ知らなかったけれど
「なんて素敵な感性!」って感じで心が動いたんだと思います。
それが理由かは覚えてないけど、のぶちゃんは、私の初恋の人。
もう大人になって、両親と妹と4人で電車に乗っている時。
母と妹がおしゃべりをしていて、私の前にいた父が、窓の外を見ながら
「人間は一生で何トンも食べるらしい。おもしろいなあ」と言ったんです。
考えたこともなくて、やっぱり心が動きました。4人で電車に乗るなんて、その一回じゃないかな。その時の状況や空気感や父の言葉のトーンなんかが、すごく良かったんですよね。
同じだ〜という感じ方も嬉しいけど
そこ?!
そんな感じ方?!
え〜っ?!
という、自分と違う驚きの感性に出会うのも嬉しい。
他にもいっぱいあったんだけどなあ。思い出したらまた書こう。
小さなことかもしれないけど、そんな小さなことを感じながら生きていたいんだなあ。
感じすぎるということは、つらいこともあるのだけど
ニヤっとしたり、ドキッとしたり、幸せとか嬉しいとかも、いっぱい感じられるということだから。
歌が生まれるということだから♪