染矢敦子ブログ Tender wind

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またね

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ふわふわのワンコを赤ちゃんのように胸に抱いたまま

「また遊びに来てね」と友人が人懐っこく笑った。

 

怒られたこと、一緒に泣いたこと

励まされた日、見送った犬たち

いろんなことを思い出しながら

また次に会う日を思って、とても明るい気持ちになった。

 

 

私は「また」という言葉が好きです。

 

またよろしくお願いします。

またお茶しようね。

また帰って来るね。

 

コンサートの帰り、友人との別れ際

帰省から戻るとき

必ず「また」というようにしています。

 

求めるのはおかしいけど

同じように「また」が返って来ない時は寂しい気持ちになります。

 

 

あるコンサートの帰り、いつものように

お世話になった関係者のみなさんに「またお願いします!」と言うと

「自分たちは老い先短いから、次はないかもしれない。

だから‘また今度’という言葉の使い方を考える」

そんな感じのことをおっしゃった方がいました。

「今を大切に」という意味だと思うけど、寂しい気持ちで車に向かいました。

 

もう長くないと言われ会いに行ったおばあちゃん

「寂しい。帰したくない」「また来るからね」

その約束は守れなかった。

 

「また会いに来るから」手を握った大切な友人と

帰り際、背中をさすった彼女のご両親との約束も守れなかった。

 

「あっこ、いつもハガキ、ありがとうね。また帰って来てね。」

「うん!また帰るね」

電話で話した2日後に逝ってしまった大好きな祖母

 

守れなかった「またね」もたくさんある。

でも、でも、私は願いを込めて、明るい声で「またね」と言いたい。

 

ウソじゃない、その時の気持ちは真実だから…

大好きのこもった言葉だから。

 

 

そして、「また会いたい」

そう思ってもらえる人でありたいといつも思うんです。

 

「今とても幸せです。また悩む日もあるだろうけど、敦子さんがいるので安心です。コンサートで休めるから。」

最近、そんなお手紙をもらいました。

 

ダメなとこもいっぱいあるけど

少なくともその子にとっては

また会いたい人なんだと思ったら、私が逆に励まされました。

 

またね♪

大好きな言葉。

またね、って歌を作ろうかな。