染矢敦子ブログ Tender wind

歌 家族 犬 日々感じること

今、思うこと

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「もう勝手にしなさい!」と優輝を怒ってしまって、猛省しました。

優輝は何も悪くない。いつものことなんです。優輝は今までの愛犬たちとは違うことが多くて、でもその違い、困ること、手がかかること、ゆっくりなこと、できないことも愛おしくて「なんでか腹が立たないんだよね〜」と夫によく話しています。

なのに、昨日は怒ってしまった。テレビやネットから流れる情報や、コンサートの中止、これがいつまで続くんだろうという不安に、心がかなり乱れていたんだと思います。

 

 

Singing is my life.

歌っている時だけが生きてると感じられる時間でした。

 

『人見知りの孫の敦子が抱かれて実を取りてゐし梅桃熟るる』

祖母の短歌です。人見知りの私は、子供の頃なかなか抱っこをされなかったそうです。でも祖父母の家の庭にある梅桃(ユスラウメ)がなった時だけ、抱っこをされて実を取っていたそうで、その光景を歌った短歌。優しく大好きな短歌、かすかに覚えている温かい思い出です。

両親も祖母も、人と上手に関わっていけない私を心配してくれていました。

 

 

私にとってコンサートは特別です。人と繋がれる場所、喜びの場所、誰かの役に立つ場所、たくさんの人が笑ってくれる場所、生業で、日々の多くの時間もコンサートへ向かうために使っています。それがストンと、一旦おやすみとなると、どうしていいかわからなくなって、気が滅入っていました。

 

夫にそんな話を聞いてもらいながら、ふと「もう着ぐるみの中から見てるみたいじゃないな。私を生きてる気がする」と私は夫に言いました。歌っている時だけじゃない、ちゃんと私を生きてる。夫のおかげです。

 

こんな時こそ、穏やかに。

優しく、明るく。

心配やマイナス面ばかり見るんじゃなくて、今ある幸せを見て、できることをして、夫と協力しながら乗り越えていこうと思います。

 

もうこうなると、みんな大変、みんな不安ですよね。

なるべく明るい投稿をこのブログではしていこうと思います(^-^)