比べてもいい、落ち込んでもいい
今日は私の大切な人の、亡くなった兄弟の誕生日。10代で兄弟を亡くすこと。その辛さや何年も続いた心に穴が空いたような日々を想像する。ご両親の気持ちも想像する。そして今の笑顔を思う。たくさん幸せを感じる日々であるように。
先日のコンサート後、校長先生と教頭先生が話されていた「人と比べて苦しくなる」ということ。子供も保護者の皆さんも…。私もずっとそうだったな。
うまくいっている人や幸せそうな人と、自分のできないや足りないを比べてしまうと苦しくなる。でも、反対に自分ができること、そばにいる人、そっち側をみると案外、幸せだと気づくことができる。それはもう癖のようなもので、少しずつ少しずつ意識をすると心が楽な方へ向かうことができる。そしてそれは自分を大切にすることでもあると最近、思う。
若くに旦那さんを亡くした友人がいる。その友人が辛いその時、世の中にはもっと不幸な子供たちがいるんだからと言ってきた人がいるらしい。励ましのつもりだったのかもしれないけれど…そうじゃないよね。苦しみも計れない。私の言葉はそんな押しつけになってないだろうか、時々振り返る。
先日、送っていただいた小学校のコンサートの感想に「僕は自分を不幸だと思っていたけど、歌をきいて幸せなんだと気づくことができました」というのがあった。ありがとう。そうだね、そういうのが私はものすごく嬉しいのです。
いいことばかりが起きることはない。気の合う人ばかりじゃない。迷惑をかけてしまうこともある。そんな全部も生きているから…。
比べてもいい。落ち込んでもいい。こうでなければなんてない。
ただ少し、少しだけ
私の経験とそこから生まれた歌で
心が軽くなって、明るい方へ目を向けてもらえたらいいなと思うのです。
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写真はコンサートでいただいたお花です♪