ブロッコリーと鮎
父のブロッコリー以上に美味しいブロッコリーを食べたことがありません。
これが普通だと思って食べていたけど、一人暮らしを始めてスーパーでブロッコリーを買って食べてびっくりしました。味がない……
実家で作っている野菜は、野菜自体の味が濃いんです。
そんな話をよくするからかな。
「まだ小さいけど、あっこに持たせる」と、拳ぐらいのまだ小さなブロッコリー。この秋、最初の一つを父が母に渡して、荷物に入れてくれていました。
味の違いに驚いたものに、鮎もあります。
20歳ぐらいの時にスーパーで見つけて懐かしくて買って、それ以来もう買っていません。
うちの実家の近くの川では、鮎がとれるんです。そして母の焼き加減が最高なのです。先日の大分でのコンサートの後、さっと焼いてくれました。毎日、お弁当に入っていた卵焼きも一緒に。こういうのが一番のご馳走です。
父が川の上流でうなぎをとってきて、家の裏で、炭の火を起こして七輪で焼いてる姿を思い出します。川ガニも近所のおじちゃんにいつももらっていて、美味しかったなあ。
なんとも贅沢な子供時代ですね。
あっ、川といえば、一つ。私の中学校はもう廃校になっていて、私たちの代が最後の卒業生なのですが、プールがなく、水泳は川でした(^-^)