染矢敦子ブログ Tender wind

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断ることから気づくこと

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10代で出会って、20代前半に一緒にバンドをしていた友人から「一緒にライブをしたい」と声をかけてもらいました。まず私に声をかけてくれたことが嬉しくて。私の歌でライブをしたいと思ってくれたことにも感動。私の作った歌の演奏をしたいと言われたのは、生まれて初めて。音楽やってる人に「こんなの歌じゃない」とか「間違ってる」とか散々言われたからな〜こんな日が来るんだなあ。

それと、自分のことより子供のこと、それが生き甲斐だって言ってた彼が、また自分の楽しみを始めようとしたことが嬉しかったんです。

 

楽しかったコンサートや、つらかった時に励ましてくれたことの記憶が蘇って、また一緒に音楽をしたい!と思いました。でも現実的にはいろいろが厳しくて、今回は断ることにしたんです。

大切な人だからこそ、断るのは苦しくて…だけどちゃんと素直に伝えました。

そしたら、優しい優しい返信をくれたんです。私がどんなとこで悩んだか、どんなとこで喜んだか、全部お見通しの返信でした。

 

友達なんだ。やっぱり大切な、大好きな友達。

そのメールにまた感動しました。

いつかまた一緒に音楽をしたい。

一生友達でいたいと思いました。

 

頭の中で、染矢敦子の‘一生友達’を流しながら(笑)

 

 

少し前に、お誘いを断って、縁を切られてしまったことがあります。私の歌のファンでいてくれて、私も大切に思っていた方です。

私の断り方が悪かったんだ、何かが少し違ったら、どういえば良かったのだろう、無理しても行った方が良かったのだろうか…と、しばらくとても苦しくて、自分を責めていました。

 

断る理由もあり、自分としては誠実に断ったつもりなのですが、その方には変な風に伝わったのですね。

 

祖母が「あっこは馬鹿正直だから」と心配してくれていた話を思い出しました。

母にも「噓も方便って言葉もあるから、そんなに全部素直にいわなくていい。社会に出たら特にそうだから。」そんな風に子供の頃、言われていたことも思い出しました。

 

さらっと、断ったらもしかしたらまだ関係は続いていたのかもしれないですね。

大切だからこそ、ちゃんと言いたかった、それが裏目に出ることもあります。

 

どんなに言葉をつくしても伝わらないことがある。

続けたくても疎遠になる関係はある。

 

逆に素直になっても、断っても、続いていく関係もある。

なんとなく続いていることもあれば

ケンカをして深くなる関係もある。

 

その時々の選択を責めなくてもいいんだって今は思います。

今回の友人の優しい返信を読んでまたそう思いました。

 

 

コンサート後にお話を聞かせて頂いて、自分を責めてる方が多いなって思います。

そんな方は断るのもきっと苦手かな。

2つの「断った」エピソード、なにか感じてもらえたら嬉しいです(^-^)